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2017年6月23日
やる気を出すための方法 つぶやき一覧へ
「勉強のやる気がないんです」という相談をこれまでにたくさん受けてきました。
「やる気」を出すにはどうすればいいか。簡単に言うと「やる気がない」という返答を子どもにさせないことではないかと思います。そのためには「勉強しなさい」という命令や指示、「なんで勉強しないの?」という問いかけをしないで、その代わりに「一緒に〜しよう」という肯定的で協力的な声がけをすることが必要です。屁理屈みたいに聞こえるかもしれませんが、私の考える具体的な対策を3つ挙げさせていただきます。参考にしていただけたら嬉しいです。
@一緒に勉強する
「勉強しなさい!」を「一緒に勉強しよう」という声がけに変えてみることです。教えるというのではなく、一緒に考えるというスタンスでもいいと思います。そばで見ていてくれるだけで、子どもは安心し、応援してくれていると感じ、きっと嬉しいはずです。以前、親子3人で漢字検定を受験した家族がありました。娘だけでなく一緒にがんばりたいというお母さんのアイデアでしたが、お父さんも賛成して一緒に勉強に取り組んでいました。娘さんがとても嬉しそうだったのを覚えています。
A勉強する環境を変える
図書館に通うことや塾に通うことが、てっとり早いですが、家の中でも可能です。例えば、家のルールとして「勉強時間は7時〜8時」と決めて、その時間は家族全員が勉強や読書など静かに過ごすとか、朝早く起こして一人で静かに勉強できるようにしてあげるなど、とにかく子どもが集中して勉強できる環境を与えることです。
B目標・夢・ライバル
テストの点数や「〜君には負けない」とか「〜高校に行きたい」「将来〜になりたい」など、目標や夢を持つことやライバルを作ることが、やる気を引き出すのに効果的です。「目標」を持つことが「なんで勉強するのか?」という疑問を消し去るからです。そのためには、親子で将来について話す機会を持つことがいいと思います。子どもは、親のこれまでの進路や自分への希望を聞くことで、進路を考える上での基準ができて、またそれと比較して違う進路にも興味を持つようになるからです。夢や目標が決まり、そしてその目標達成のために必要なことが「勉強」なんだ!と気づくと、やる気はどんどん出てくるはずです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
あくまでも私の考えなので、これが正解というわけではございません。
ご家庭でできることから試してみてください。
または、大形ゼミナールに任せてください。